サボタージュマニュアルというのをご存知でしょうか
サボタージュマニュアルとは
CIAの前身であるOSSが作成した「組織を停滞させる」ためのスパイマニュアル
つまりスパイが、敵国の組織に入り込み内部から組織を破壊していくマニュアルです
CIAの公式文書ですが、現在は翻訳されて書籍として販売されています

YouTubeではマックスむらい氏がこのサボタージュマニュアルを危険視しています
何が危険かというと、このマニュアルどおりの事が行われている組織が非常に多いからです
知っておくとご自身の所属している組織が腐敗しているかの判断材料になります
概要
このマニュアルには主に二つの項目があります
・管理者向け
・従業員向け
管理者向け
・何事にも承認を必須にせよ。また承認は複数名にせよ
・会議では長めのスピーチを頻繁に行え。出来るだけ長く経験をもとにしたスピーチを行え
・些細な業務でも完璧さを要求せよ
・意思統一のために長時間の会議を行わせろ。そして些細な点も指摘すること
・わずかなミスも大きく扱え。ミスが無いように徹底させること
・優秀な社員にも不条理に叱れ
従業員向け
・とにかくペーパーワークを増やせ。ファイルもとにかく増やせ
・指示を忘れろ。何度も聞きなおせ
・新人には不完全な訓練を行え。そして大切なことは教えるな
・仕事をブラックボックス化しろ
・最新の道具を要求せよ。仕事が遅いのは道具のせいだと主張せよ
・大事な仕事は後回しにしろ。些細な仕事から手を付けろ

一部を記載しましたが……結構やってる会社多くないでしょうか?
日本社会に浸透している?

wilkernet / Pixabay
サボタージュマニュアルの面白く、そして恐ろしいところは、一見すると悪くなさそうなところです
大企業を経験している方だとわかると思いますが、稟議を通すのって本当に時間がかかります
あえて理由をつければ、ミスをしないようにすることと、大きな決定には責任をしっかり上部まで伝える事が必要だからです
サボタージュマニュアルに記載されていることは、完璧を目指しミスを許しません
一見正しく見えるが、決定をとにかく遅くさせます
そのおかげで企業は仕事をしている感じはしますが、どんどん停滞していくわけです
どれだけ停滞しても大丈夫です
サービス残業や、長時間労働をすることで労働者に負担をかければ解決するからです
労働者が疲弊するのも狙いですね
サボタージュ、サボリーマン
管理者が腐敗している企業は、部署も腐敗しています
そんな中で真面目にやればどうなるか?
頑張っても頑張っても評価はされません
サボタージュマニュアルの中には、あえてダメな人間を昇進をさせて不公平感を煽ることも記載されています
真面目にやって、長時間労働し、うつになっていく
馬鹿らしいですよね?
だったら、こちらもサボタージュマニュアルをやればいいんです
マックスむらい氏も動画の中でこう言っています
「重要じゃない仕事から出来る人は賢い。
なぜなら重要な仕事をわかった上で重要じゃない仕事をやっているからだ」
もしも重要じゃない仕事を優先的にやるとどうなるか?
重要な案件なのに動かないわけです
ですが、仕事はやっているのでサボっているようには見えないわけです
重要な案件を急いでやっても、どうせ管理者側でスローダウンさせられるなら初めから遅くしてしまっても問題無いわけです
まとめ

Capri23auto / Pixabay
日本企業の腐敗具合は酷いです
サボタージュマニュアル通りの組織なんだとしたら、あなたはどうするか決めておくべきでしょう
転職してもいいし、副業をしてもいいと思います
サボリーマンになることも悪い事ではありません
ですが一番大事なのは、あなたの時間を奪われないようにすることです
どれだけ効率的に仕事をしても、サボタージュマニュアルが浸透している組織ではスピードアップはしません
だったらサボリーマンになりつつ、時間だけは定時で帰って方が幸せです
もしも今いる会社をサボタージュマニュアルから脱却させたいなら……並々ならぬ努力が必要です
そこまでしようと思うな人は、止めませんがいばらの道だと覚悟した方がいいと思います
以上です、ありがとうございました
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