
よくある成功法則に「成功者はギバー(giver)であれ!」なんて書かれてます
ギバーは与える人って意味ですね
「成功者になるにはギバーになれ!」
昔、嘘くさい社長に言われたことがあります
与える人になれば成功するのでしょうか?
自営業の人や社長なら、そうかもしれません
ですが社員はギバーになってはいけません
ギバーな社員は搾取されるだけだからです
体験談からお話していきます
責任感が強いおじさんが潰された話
ギバーな人は、頼まれたら全部やってくれます
ギバーな人は、頼まれた仕事をしっかりとやってくれます
ギバーな人は、サービス残業してでも仕事を完遂してくれます
ここまで来るとギバーってのは非常に便利な存在だとわかります
昔、ぼくの同僚だったおじさんがギバーな人でした
おじさんは能力も高いので仕事が集まりました
本当ならば、本人が断るか、上司が拒否するべきなのですが両方しませんでした
結果、精神的に疲れ果てて長期休暇です
よく言われるのが、
【誰にでも与えればいいわけでは無くて、与える人を選べばいい】なんて言われますが、その基準はあるんでしょうか?
与える人と与えない人を区別する方法がまずわからないです
そして、日本社会で人によって与え方を変えるなんて出来ますか?

Aさんにはちゃんと対応してくれたのに、俺にはちゃんとしてくれないな!
日本社会は差別を嫌います
どんな人にも平等に対応しろ!みたいな悪習があるのでギバーの使い分けは難しいです
ギバーを利用する社会
エンタメ企業で働いていた経験がありますが、土日にイベントがあれば無償で参加させられてました
自分の会社のイベントなんだから参加するのは当たり前って風潮ですね
ギバーな人がいれば仕事は押し付けられます
ギバーが頑張ってやった仕事を平気で自分の手柄にする人がたくさんいるわけです
テイカー(taker)なんて言われますね
もしも手柄を横取りしても、「いやいや君の手柄ではないだろう!」と言える会社なら素晴らしいです
ですが殆どの会社ではしっかり評価できる体制がありません
手を上げたものが評価され、ギバーは食いつぶされていくわけです
テイカーが評価される社会であり、テイカーが上司になっていくわけです
まとめ
ギバーになりたいなら独立しかありません
10やっても100やっても給料が変わらない社員ではギバーは恐らく損をします
外資系企業や、少人数のベンチャーならギバーが活きるケースもありますがギバーで頑張って正当な評価を得れるかどうかはしっかり確認した方が良いでしょう
世の中の【成功者】と呼ばれる人たちは、ギバーとして成功したのでギバーになれ!と言いがちです
ギバーな生き方は魅力的なのも事実ですが、精神的に追い詰められる人もギバーな人が多いです
もしも雇われでギバーになりたいなら、時間を決めたほうが良いでしょう
定時までしか働かないギバー!なんてありかもしれません
まあ、ぼくのようなサボリーマンのほうが得だとは思いますが……
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