
今回は本田健さんが書いた代表作、ユダヤ人大富豪の教えの書評と、マルチ商法との関係を紹介しますよ~
ユダヤ人大富豪の教えは文庫化されて手に取りやすい本です
そしてタイトルがいいですよね。【ユダヤ人大富豪】って凄いパワーワードです
内容も読みやすく、小説っぽさが強いです
小説だけど、自己啓発の要素が強く……でもマルチ商法のバイブルです
書評
主人公のケンが、ユダヤ人大富豪のゲラーから独立し成功していくために教えを乞うところから話が始まります
様々なお題や試験が与えられ試されながら成長していくケンと、厳しいながらもケンを導いていくゲラーの師弟関係
映画でいうとベストキッドみたいな感じですね
気難しい師匠に対して、弟子はどうあるべきか、弟子の在り方が描かれている本でもあります
本田健さんは自身が経営者であり、お金の専門家でもあります
ちなみに【本田健】とはペンネームであり、由来は【本だけ】
本だけで生きていくというメッセージだそうです
マルチ商法のバイブルになっちゃった理由
本田健さんが、本書をマルチ商法向けに書いたかどうかは定かではありません
まあ、本田健さんとマルチ商法会員が繋がっているのは有名な話ですが
ただ、マルチ商法というかアムウェイの会員は本当にこの本が大好きです
本書を勧めてくる人がいれば確実にマルチ商法会員だと言っても過言ではありません
バイブルである理由としては、まず非常に読みやすい本であること
読書嫌いな人でも読めてしまう読みやすさ
だから勧めやすいんですよね
次に、独立を促すメッセージ性が強く、何か行動したほうがいいのではないかと考えやすい
ケンという主人公を自己投影しやすく、読んだ人が何かしなければと思いやすいです
動きたくなる本って非常に素晴らしい本だと思うんですが、それ故にマルチ商法のバイブルになったり、自己啓発セミナーの呼び水になったりします
これだけでも十分なんですが、最後に師弟関係の在り方があります
これが結構強烈でして、マルチ商法に限らず、ビジネスってやたら師匠とかメンターって言葉が大好きです
そして師匠から何かを学ぶ場合、どれだけ無茶苦茶でも100%受け止めろ!師匠は絶対だ!
こういう考え方が多いわけです
まあ、学ぶときに我流を捨てることは大事だとは思います
ただ、マルチ商法の場合、都合の良いように誘導するためってのが一番の理由です……
まとめ
ユダヤ人大富豪の教えは面白くかつ学びのある本であることは間違いありません
ですが、マルチ商法バイブルとして汚されてしまっているのも事実
アマゾンのレビューを見ても【面白いけどマルチ商法の本】って記載が多いです
ちょっと残念な本ですが、是非読んでみてください
ぼくが勧誘することはありませんのでご安心を(笑)
渋谷で勧められたら、全速力で逃げましょう!
以上です、ありがとうございました
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