退職代行が流行っているのは良い風潮

仕事系
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モリ太郎はブログを始めたのが2019/7です。

ブログを始める少し前に退職代行がブームになっていました。
※もう少し前にブログ始めていたら、死ぬほど記事書いていたかも……

退職代行に関して、ちょっとまとめようかと思います。

退職代行が何故流行ったか

ニーズがあったから。そりゃそうですね。

辞めたいのに辞めれない。(そんな事はありえないのですが)

日本企業は異常に辞めることを悪としています。
これって仕方が無いことで、これまでず~っと終身雇用が機能していたからです。

終身雇用のお陰で、どれだけ生産性の無いクズ社員でも会社にいるだけで幸せに過ごせてきました。

バブル崩壊→リストララッシュは抵抗が強かったですが、財務状況が悪いなら社員をリストラするのは当たりまえです。

まあ、それぐらい会社を辞めることが異常だと刷り込まれた時代でした。
そんな時代を生きた50代は未だに辞めることは悪だと考えています。

なので辞めようとすると引き留める。

理解が出来ないんでしょうね。しょうがありません。

それに比べ、若い世代は会社を辞めることに抵抗がありません。
老害と若者の意見の不一致が、退職代行のニーズに繋がっています。

弁護士サイドから見る退職代行

退職代行を依頼する側が需要だとすれば、供給側は弁護士です。

実は弁護士って今完全に余っています。
そして仕事が無い。更に弁護士は年間に50万円以上日弁連に会費を払わないといけません

赤字弁護士がかなり増えています。

数年前、【過払い金】のCMや広告が多かったです。
実はこれ、退職代行と全く同じ理由で流行っていました。

過払い金を返して欲しい消費者と、仕事が欲しい弁護士。

見事に需要と供給がマッチしたために流行ったんです。
そして【過払い金】のブームが終わり、次は【退職代行】というわけです。

 

本当は【退職代行】なんて弁護士はやりたくありません。

なぜなら単価が安いからです。(費用は3万~6万円が相場です)

でも仕事が無いので、ニーズはあったけど単価が低くてやりたがらなかった仕事がクローズアップされたわけです。

退職代行は所詮ブームですが、良いブーム

会社員として働くということは会社とあなたが【労働契約】を結んだことになります。

老害は勘違いしがちですが、【労働契約】であり【奴隷契約】ではありません。
雇った人に何をしてもいいわけでは無いんです。

  • サービス残業
  • 残業の強要
  • 有給消化の取得妨害
  • 暴言
  • セクハラ
  • 退職妨害
  • 飲み会の強制参加

 

雇う側が強者で、雇われる側が弱者でしょうか?

契約とは双方合意が原則です。

会社側は労働力が欲しい。

あなたは金銭が欲しいので労働力を対価にお金を求めている。

双方が合意したので契約が結ばれます。

契約関係でいえば対等なんです。

 

あなたが退職したいと思ったら、スムーズに退職すればOK。

引き留められる? だったら契約内容の変更が筋でしょう。
それだけあなたにニーズが高まったんですから、「給料倍ならいいよ」と言い放っても問題無いわけです。

なぜなら契約は双方合意だからです。

退職代行が労働環境を変える

雇う側が強いのが日本の風潮です。

ですが、これまで徐々に色々なことが変わってきました。

パワハラやセクハラはメディアに取り上げられて出来なくなりました。

サービス残業は、過労死がピックアップされることにより悪と扱われています。

その昔は転職は悪だと思われていた時代もありました。

次は退職の正常化です。

第三者が(弁護士)介入することで、企業側は危機感を覚えるでしょう。
退職妨害すれば訴えられる可能性があるからです。

更にサービス残業も泣き寝入りしなくてもよくなっていくでしょう。
雇う側が強い悪しき風潮は、徐々に失われていくはずです。

まとめ

退職代行は数年で落ち着いていくと思います。

気持ち良く退職を出来る社会になれば、退職代行は不要になるからです。

まあ、最近は終身雇用も廃止、副業もOKとなっています。
これって企業側が労働者に対して【労働者の人生の面倒はみません】と宣言している事と一緒です。

企業にへりくだる時代は終わりです。

自分で仕事をするのも良し。

会社を利用して仕事をするのも良し。

時代は変わってきますが、労働者にとっては生きやすい時代が到来です。

老害達にとっては厳しいでしょうが、変化に対応出来なかった生物は淘汰されるものです。

退職なんて普通の事ですので、辞めたい人はちゃっちゃと辞めちゃいましょう。

 

以上です、ありがとうございました。

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