パティシエになるには資格・学歴不問だがなるのは危険※ついでに美容師も

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パティシエってオシャレだし、なってみたい。
人気職業だし!

パティシエになりたい! そう思っている方は結構多いと思います。

今回はパティシエ歴2年の私が、パティシエがいかにブラックな業界か詳しく紹介します。
※この記事を読んでもやっぱりなりたい方は、パティシエに向いています

給料が激安

パティシエの平均年収は200万~250万円です。
ホテルはもう少し給料が上がりますが、それでも300万円稼げればいいほうです。

サラリーマンが400万円ぐらいですので、安いですね。

拘束時間が鬼長い

ケーキ屋は仕込みが必要なので、パン屋と同じように朝が早くなります。

10時オープンの店だとすれば、遅くても7時から仕込みが必要でしょう。
ちなみに有名なモンサンクレールでは、新人は朝の4時出勤らしいですよ。
私はモンサンクレールのケーキが大好きですが、働きたいとは全く思いません。

そして閉店は19時頃でしょうか。場所によっては21時ぐらいだと思います。
閉店後明日の準備や、掃除が発生します。
19時閉店でも終わるのは22時と言ったところですね。

12時間勤務は普通です。14時間勤務もありえます
交代制? 個人店では基本的に無いケースが多いですね。

休みも少ない

週一休みの店も結構あります。私は月6回の休みでした。
8日休める店は良い店ですね。

ただし12月は休めません。最悪の繁忙期に突入します。
私は最長16連勤しました。

有給? とれるといいですね。
同調圧力が凄まじいので、なかなか有給休暇を使用しにくいケースが多いです。
そもそも有給が提示されなかったり日常茶飯事ですね。

またパティシエ業界は離職率が非常に高いです。
精神的、肉体的にも酷使しますからね。

病気持ちが多い(手荒れ、腱鞘炎、腰痛など)

お菓子と言えば小麦粉をよく使います。
小麦粉で手荒れをする人って結構います。ちなみに私はベーキングパウダーを触ると手荒れする体質でした。

後は大量の洗い物で手荒れしたりします。

重いものも多いです。
小麦粉や砂糖は一袋20キログラム以上あります。
女の子であっても持たないといけません。レディーファーストでは無いです。

業務用のミキサーの重さは30キログラムを越えます。

腱鞘炎や腰痛になる人は後を絶ちません。
だましだまし仕事している人が多数です。

ティーブレーク(日本最低時給?)

私の知り合いA子さんの話をします。

朝6時出勤で終わりは23時→16時間労働(休憩1時間)
休みは週に1回。
月給16万円(残業代0円)

さて問題です。

A子さんは今月26日働きました。時給はいくらでしょうか?

160000÷26×16 =384円

384円!?

最低時給を切ることも多いです。
時給契約ならいいですが、正社員契約は奴隷契約である場合が殆どです。

パティシエ業界がブラックなわけ

原因は大きく2つあります。

①人気職である
②勉強しながら働くスタイル(修行型)

人気職である

パティシエは人気です。一昔前はなりたい職業ランキングにも食い込んできていました。
製菓学校も人気ですし。
※ちなみに製菓学校は不要です。後に書いてます

人気職だと、給料は下がりがちです。

例えばディズニーランドのような人気職は安くてもかなり人員が集まります。
同様に華やかなイメージのパティシエは結構人が集まるんですよ。

【人気】という需要がある職種は、【給料】の供給が下がりがちです

勉強しながら働くスタイル(修行型)

パティシエは、オーナーパティシエから学びながら働きます。
新人は下積み時代のように扱われるのです。

http://salon.teriyaki.me/bisyokuclub/8526/.html

ホリエモンが鮨屋が何年も修行するのはバカと発言し話題になりましたが、パティシエも似た働き方ですね。

【学ばせてやっている】という感覚があるためか、非常に偉そうなタイプや高圧的なタイプのオーナーパティシエが多いです。

パワハラが滅茶苦茶多いので覚悟した方がいいです。
女性の場合セクハラも多いみたいですね。ハッキリ言って屑がたくさんいます。

某有名パティシエが怒鳴り散らしている様子をテレビで見た事ありますが、普通な光景だな思いましたね。

洋菓子業界が縮小傾向にある

15年前に洋菓子ブームがありました。
私はブームに乗っかってパティシエを目指したタイプです。

そこから洋菓子業界は縮小傾向です。
理由としてはブームが去った事と、コンビニスイーツの進化です。

増えすぎた洋菓子店が淘汰され、コンビニスイーツはハッキリ言ってかなりオイシイ。
パティシエの需要は下がっていますね。

パティシエと美容師

パティシエと美容師は類似点が多いです。

  • 下積み時代が長い(アシスタントからスタイリストになるまでは3年はかかります)
  • 給料が安い
  • 拘束時間が長い
  • 朝早く、夜遅い
  • オシャレで人気職

美容師も離職率が高い仕事ですね。

更に他業種に転職しにくいデメリットもあります。

それでもなりたい!

どうしてもですか?

しんどいですよ?

夢は打ち砕かれますよ?

なりたい!

だったら本気でやりましょう。

パティシエは(美容師も)独立しやすい職業です。

夢のある職業であることは間違いありません。

ここで一つだけアドバイスを。

製菓学校は時間の無駄!!

行く必要は皆無です。さっさとお店で働きましょう。

でも……雇ってくれないんじゃ?

モンサンクレールのような超有名店は無理でしょう。

ですが、働いてみたい店をリストアップして電話してみてください。
かなりの確率で面接にこぎつけれるでしょう。

未経験でもかなりの確率で雇ってくれます。
むしろ製菓学校卒業していると、変に自信があったりして使いにくいという意見もあります。

資格も不要ですし。

まとめ

全くオススメしませんが、夢があるのがパティシエです。

本当に働きたいあなたは、さっさと飛び込みましょう!

以上です、読んでいただきありがとうございました!

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